cheat_IEの雑録

趣味関連のことを書きます。

脱腸・入院・手術

 

どうも、チート部長です。

 

突然ですが

 

 

 

 

 

私、入院しております。

 

 

 

 

 

知らない天井だ・・・・・・。エヴァンゲリオンネタ)

 

 

 

 

症状は題名にある通り、脱腸(鼠経ヘルニア)というものです。

何も、突然発症して緊急的に運ばれてきたわけではなく、この症状自体は前々から認識していましたが、時が満ちたのでこの十月下旬に入院するという運びとなりました。

 

 

症状を自覚したのはもう数か月前のことです。

たまたま腹部に力を入れることがありその際に痛みが走りました。

その痛みが嫌に継続するものですから痛みが発する場所を恐る恐る見てみると下腹部に異様なふくらみがあった、といった感じになります。

これはただの腹痛ではなさそうだぞと近所のお医者様にかかったところ、脱腸という判定をされ、本当の意味でこの症例を知り向き合うことになったのです。

脱腸というとも字面的に大事にも思えますが、初期症状は大したことがない場合も少なくなく、どうやら寝ている間に引っ込んで痛みが鳴りを潜めるなどといったパターンもあるそうです。

私も実際に発症した後暫く経つと痛みも膨らみも萎みつつありました。

ただし、この症例の厄介な所が治す方法が「手術を行う」他にないということ。

そして、放置し続けていると悪化の一途を辿り、最悪の場合にははみ出てしまった腸が締め付けられ、壊死に至ってしまうこともあるということ。

ネットで調べるとたまに整体などで治すこともできる!という話もまれに見かけますが、それは情報としては少数かつ信ぴょう性が疑われるようなもので、自分のかかった先生や多くの医療系のサイトがいうには手術でしか治らないということです。

確かに、足の付け根のあたりにある筋膜から腸が出てしまったという症例という説明を聞くと、自然治癒に全てを委ね、放置し続けるのはあまり得策ではないということも分かります。

 

つまり、痛みや膨らみが無い場合は緊急的に危機が迫るものではないけれども、それに甘んじて放置し続けていると大事になりかねない、というものになります。

私の場合、就職活動の最中に起きてしまったものですから、先生と相談し、とりあえず現状痛みがなく、この程度のふくらみであれば就職活動を終えるくらいまで置いても問題ないだろうということで暫く置くことになりました。

 

そして、病院の先生と私の予定を照らし合わせた結果、最初に戻りますが今こうやって病室の天井を見上げているのです。

幸か不幸かは分かりませんが、私には窓際の位置のベッドがあてがわれました。

少し体を起こせば外の景色を眺めることができます。

秋晴れという言葉がぴたりと当てはまるような快晴です、比較的高い階であることから奥の方に聳え立つビル群から山々まで見通すことができます。

恐らく、外には心地よく肌をなでてくれるような風も吹いていることでしょう。

こんな日にサイクリングができればどんなに楽しいだろう・・・そんなことも思ってしまいます。

手術を行うまでに何度かサイクリングをしましたが、大体80キロあたり走ってくると下腹部に負荷がかかりすぎるのか下腹部が痛み出すので、その憂いが無くなるのであればと考えて今は辛抱します。

 

 

 

 

 

話が変わりますが、病院に入り、初めての昼食が出て先ほど出てきたものがこちらです。

 

 

正直、(いい意味で)拍子抜けでした。

どんな病院食が出るのだろうと期待半分怖さ半分の面持ちで身構えていたところにこんなに立派な食事が出てきたのですから。

美味しそうなのは見た目だけで、食べてみると常軌を逸した薄味・・・!なんていうこともなく、本当に一般的な焼きそばと変わりません、美味しい。

小学生の時に食べていた給食の雰囲気、味を彷彿とさせるものがあり、どこか懐かしい気持ちを感じつつ食べ終わりました。

 

 

昼食を食べ終わり、秋の柔らかな日差しとその程よい熱を肌で感じまどろみながらも読書をしています。

病院3泊入院となると必ず暇になるだろうと思いまして。

持ってきた本は以下の通り。

 

 

上から

アリストテレス『弁論術』戸塚七郎訳(岩波書店

熊野純彦『カント 世界の限界を経験することは可能か』(NHK出版,2002)

デボラ・キャメロン『はじめてのフェミニズム』向井和美訳(筑摩書房,2023)

末木新『「しにたい」と言われたら──自殺の心理学』(筑摩書房,2023)

山崎元『ほったらかし投資術』(朝日新聞出版,2022)

岡井隆『今始める人のための短歌入門』(KADOKAWA,2011)

新渡戸稲造『武士道』佐藤全弘訳(教文館,2000)

小田部胤久『美学』(東京大学出版,2020)

 

ジャンルは様々でとりあえず読んだことのない積読していた本の塔の中から適当に抜き取ってきました。

明らかに3泊では読み切れない量であることをいまさらながら感じます笑。

何か元気になるような、勇気づけられるようなものを持ってくるのが相場なのかもしれない(?)ですが、その傾向に全面的に合致するような書籍はなさそうですね。

ただ、こういう時はあえて小難しい本を読んで頭の考えを逸らしたり、考えを巡らせてその日を暮らしたりするのも一つの手であることは分かっているのでやりようもあります。

 

 

今日はあくまで前座(前日)で、明日が手術です。

どうやら明日は話を聞いたところ、一日ベッドから動けない、状態も起こしてはいけない、絶食で、トイレも管を差し込まれて対応、とのことらしいので身の竦むような思いもあります笑。

余裕がありそうであればまた報告します。(記事ではなくツイートに留まるものになってしまうかもしれませんが)

 

 

因みに関係ないですが今回のブログ記事の題名はよくある三文字のキーワードの羅列です。(『アナーキー・国家・ユートピア』みたいな)

一度機会があれば使ってみたいと思っていたんですよねこの様式。

 

 

そろそろ明日お世話になる先生との面談の時間です、今日の記事はこれくらいで。

ここまで読んで下さった方ありがとうございました。