お久しぶりです、いえその前に新年の挨拶をするべきかもしれません。
昨年度はお世話になりました、本年もよろしくお願いいたします(遅い)、どうもチート部長です。
年末は胃腸炎、熱によりダウンしてたこともあり、特に何もしないまま正月が過ぎていきました。(もとより喪中だったってこともある)
年を越す前にWHITE ALBUM2を終え、新年を迎えることができたわけですが、新年初のノベルゲーは何にしようかと考えるわけです。
そんな中でえらばれたのがうたわれるものでした、意図せずLeaf(現AQUAPLUS)作品が続くことに。
まあなんで選ばれたかというとネッ友の中でも特に仲のいい人からずっと前から進められていた作品でしたので、重い腰(三部作となるとなかなか・・・・・)を上げこの度やらせていただきました。
まあ先に結論だけ言っておきますと
面白かったです。
「燃え」と「泣き」を両立させた良先品でした。
大学に入り少し時間ができたこともあり、様々なゲームに触れてきましたが久しぶりにここまで泣かされた作品に出合ったような気がします。
良いシナリオ=泣かせられるというわけでもないですからね、泣きゲーじゃないいい作品をここ最近はやってきました。
なので、本当に今回は何回泣かされたか分かりません、これほど泣かせられるのはkey作品ぶりじゃないでしょうか(だからこそ昔はよく葉鍵と言われていたのだろうか・・・?なんて思いつつ)
こんな良い作品を勧めてくれたこと、出会わせてくれたことにここで感謝の気持ちを表したいと思います、ありがとうございました。
という訳で今回はうたわれるものをプレイしましたのでそれについて簡単ではありますがつらつらと感想を書こうかなと思います。
書こうと思い立ったのが『偽りの仮面』をやり終えてからだったため、書くには若干遅かったようにも思えますが思い出しつつ書きます。(そのため細かいストーリーや流れについて書くというよりかは記憶に残ったワンシーンについて書く、といった形になるかと思われます。悪しからず。)
本当だったら三部作それぞれが終わった後に書き記した方がより近しい記憶になるため書き易かったかもしれませんね。今更言っても仕方がない。
というわけで書いていきます。
うたわれるものについて
いつものように簡単ではありますがゲームの概要を軽く載せておきます。
株式会社アクアプラスによって作られたシュミレーションRPGを含むアドベンチャーゲームです。
まず一作目の『うたわれるもの』(十八禁)又は『うたわれるもの 散りゆく者への子守唄』(非十八禁)。
その次にうたわれるもの2(仮)として製作、発売されたのが『うたわれるもの 偽りの仮面』。
そして最終作として発売された『うたわれるもの 二人の白皇』。
以上の三部作から成り立っています。
プレステ、PCといった媒体のゲームとして発売されていますが、ストーリーを読むだけならアプリ版で触れることもできます。(アプリ版ではなんと三部作すべてが無料!!!!お得すぎる)
うたわれるもの、偽りの仮面の二作はすでにアニメも放送されており、
二人の白皇に関しても
なんと!!!昨年2022年7月放送予定と公式により発表されました!!!!!
🍁 🍁 🍁 🍁 🍁 🍁 🍁
— 「うたわれるもの 二人の白皇」TVアニメ公式 (@UtawareAnime) 2021年11月24日
【 特 報 】
「うたわれるもの 二人の白皇」
2022年7月より放送が決定しました🎉
「うたわれるもの」シリーズ最終章。
全ての謎が、今解き明かされる──。
🍁 🍁 🍁 🍁 🍁 🍁 🍁
▷YouTubehttps://t.co/aqss5OWQRk#うたわれ pic.twitter.com/814sbmA466
という訳なので、もしこの記事をここまでお読みいただいていてうたわれるものに触れたことがない方はこの機会にぜひ、やってみてはいかがでしょうか。
アニメ版は今まで微妙だったみたいなので二人の白皇は成功してほしいものですね・・・・・。
やはり原作ゲームの作品をアニメ化すると大ウケするか大コケするかの極端な二択になってしまうイメージが、それくらい難しいのでしょう()
そもそも、原作が長いやつが多いですしそれをどうアニメの尺でまとめるか、また原作の完成度が高ければ高いほどハードルが挙がってしまうというのがあるのだとは思いますが。
因みにその他3Dアクションゲームとして発売された『うたわれるもの斬』、『うたわれるもの斬2』やスマホのソシャゲとしてリーリスされた『うたわれるもの ロストフラグ』という作品もあります。
ロストフラグ最近やり始めたので所感を。
現在メインストーリーは六章まで公開されており、その六諸王をやっている真っ最中なのですがなんとも捉えがたいストーリー、と言ったのが率直な所です。
世界観、話自体は理解できるのですが何が話の中心として置かれ、締めくくられるのかが全く分かりません(ある意味予想できないストーリーとも言える)
ロストフラグの世界に本編のキャラたちが
三部作のキャラがごちゃ混ぜになっているので恐らく時系列も複雑なパラレルワールドのようなものになっています。
うたわれるもの、ということで原作が面白かったため、ノリでついついソシャゲに手を出してしまいましたがそれなりに手隙の時間にプレイしたりしてます(バトルシステムはお世辞にも面白いとは言えませんがその代わりそれぞれのステージにつき、初回クリア後はスキップチケットで済ませられるので周回はありません。)
FGOも元々はFateが好きだから手を出したので全く同じ流れを汲んでいますね、なおFGOはメインストーリー更新時のみにしか触れないゲームとなってしましましたが()
とりあえず欲しいキャラも現在は特にピックアップされておらず手持ちが寂しいので宝珠が三万ほど溜まってます、アルルゥ、クオン、ベナウィとか・・・・・本編キャラを引きたいものです。
ロストフラグに関しては最近こんな感じで始めましたので、もしやってる方いらっしゃいましたらぜひフレンド申請頂けたら嬉しいです。
コード⇒J2G5QA4BRLGAAJ
ではこれより本題の感想に踏み込んでいこうと思います。
例の如く以下よりネタバレへの配慮は一切なくなりますので、ご承知のほどよろしくお願いいたします。
というより何回か書いていて思ったのですがこのブログ、ゲームに関してプレイした中での自分の感想しか書いてないので完全に既プレイの方向けに読んで理解できる、といった内容の記事なんですよね()
他の方がしているようなシナリオ、BGM、立ち絵背景、システムといった項目別の評価及びレビューをしているわけでもなく、ストーリーの概要を説明しつつ沿って書くわけでもなし。(きちんと一つ一つ自分なりの基準を置いて吟味しているのはすごいと思います、頭が上がらない。)
ですのでこれから読んで始めよう!ってなるものではありません。
むしろネタバレ満載、読んでもわけわからないってなると思うので・・・・・。(そりゃ閲覧も伸びない、ただえさえエロゲという狭いジャンルについて書いてるのに)
まあ雑記なのでこんなもんです、既プレイの方が今この記事を読んでくださっているなら、もしよければ続きを読んでいただきまして
こんなこともあったなあ、とかこの人はこう感じたんだ、自分はこうだったなど前にやった作品について思いを馳せる一助となったらばそれよりうれしいことはありません。
そんな感じでブログ書いてます。
少々前置きが長くなりすぎてしまいました、冗長的な文になるのが自分の悪癖ですね。
という訳で少々脱線をしてしまったような気がしますがこのくらいで。
以下よりうたわるもの三部作の感想になります。
うたわれるもの
まず第一に
「アルルゥが可愛い」
これはどうしても真っ先に言っておきたいです、アルルゥは可愛いんです(二回目)
ダーッと元気よく駆け寄ってきてハクオロに飛びつくシーンは何度見ても飽きません、日常パートがうたわれるものの一つの魅力と言えますがその中でもこのシーンは自分のお気に入りとなりました。
アルルゥが出てくるシーンによく使われるBGMである『娘』という曲がありましたがあの長閑な曲の雰囲気も相まって良かったです。
あれこそが平和、麗らかで陽気な天気の中でアルルゥと戯れる。
最高じゃないですか、ほんと。
あとうたわれるものは
そもそも、この作品はシナリオ担当である菅宗光さんがシュミレーションRPGと獣耳の作品が作りたいというのが元となったという経緯があるのでこだわりがあることがそこからも伺えました。(公式ガイドブックより)
また、これは三部作通して言えることですが声優陣が非常に豪華だったんではないでしょうか。
自分は声優に詳しい性質でもないので名前もそれほど知らないのですが、そんな自分でも聞いたことがあるような方々が多く見受けられ、当てられたセリフを実際に聞いていても演技のクオリティは非常に高かったように思えます。
例えばエルルゥとアルルゥの悲しみの号哭とか。
あれはほんとに聞くのがキツかった・・・・・、この平和なシーンとシリアスのシーンの落差がまたいいんです、当然読みながらダメージは受けますが()
続きましてキャラや細かいストーリーについて
話す前にうたわれるもの三部作を通して大事だと思ったキーワードを3つ先に上げておこうと思います。
「(家族や仲間との)絆」、「成長」、「正義」
この三つです。
このキーワードを中心にしつつ書いていきますので覚えていただいたうえで読んでもらえると少し読みやすくなるのではないかな、と思います。
・ディーとゲンジマルの関係性
そこまで深くは語られていなかったような気もしますが、古くからの付き合いで互いに認め合っている戦友、老兵たちのような関係は刺さるものがありました。
そのような中でお互いの目指すものや信念の違いにより最後は袂を分かち、戦った上での別離という終わり方も非常に心に残りました。
特にゲンジマルの生き様。
通常の武装で、アグ・カムゥ(アベルカムル)のような重兵器を多数相手どったり、ディーのような上位の存在に対して捨て身で傷を負わせたりなどしていたのは目を見張るものがありましたよね。
人(
ディーもディーで思惑があったわけですがゲンジマルは後の世代(クーヤやサクヤ)が気兼ねなく平和に暮らすために過去の契約による因縁を清算しようとしたわけです。
その在り方、天晴れ。
・ベナウィ
昔から彼のような忠義に熱い知的な参謀キャラ好きなのもあり、こういうキャラには目がありません。
初期はインカラとかいう愚劣な
また、ハクオロが皇に代わった後も、皇を導くような言動をしていたことかも分かります。
ベナウィのセリフとして
「皇たるもの清濁併せ吞むは必然。目的の為に詭弁を弄ばせずしてどうする。」という言葉には含蓄があり、いろいろと考えさせられました。
元々はハクオロは小規模なヤマユラの集落の為に動き、自分の身の回りの人を第一に行動するという分かりやすい一義的な行動原理がありました。
そのような中インカラ皇を打倒するため、規模を拡大していきトゥスクルの皇になったわけですが、もうここまで大規模な人数の人を導く存在となってしまっては元々の一義的な行動原理では行動することが出来なくなっていきました。
ハクオロたちが生きる時代は明確なルールに基づく当地などあるはずもなく乱れた世の中。そのような状況下においては大衆のために行動するには時に少数に負担をかけることになったり、己が国のために外敵を叩きのめすことも必要だったのです。
ハクオロは悪逆非道な君主ではありませんからそれらの問題を抱えて葛藤するシーンも見られました。
村の規模では己が手腕で抱えきれたものが国という規模に広がり抱えきれなくなる、どうしても零れ落ちる存在があり取捨選択を迫られてしまう。
そのような
政治に関する思想家で「真理ではなく、権威が法を作る」、政治について真理や客観的な妥当性によって行われているものではないと論じたホッブズという人がいますが若干通ずる部分があるのかなともこのセリフを読んでいて思ったりもしました。
皇といえど人、どこかの人が説いたような哲人のような人間は現実に存在しえないものであり、その限界の中で如何様に判断するかがこのような場では問われてくるのだろうなあ・・・と。
また余計な脱線をしている気がするので次に行きましょう、次。
シナリオとして一見古風な戦国時代を描いたもののように見えますが、SF要素を取り入れている所が面白いですね。
ここに関しては考察のしどころだとは思いますが十数年前の作品ということもあり、既に洞察力に長けたブログ記事が多くあると思いますので割愛します。
というよりかは、先ほども書いたように思い出しつつ書いているので恥ずかしながら書くに書けないという()
ただ好き勝手に書いてます、備忘録みたいなものです、はい。
あとこれはツイッターでツイートしたことなんですがここのキャラ皆呑み過ぎ、楽しそう。
特に日本酒(?)に似たものが作中ではよく呑まれてますね、自分もお酒の中では日本酒が一番好きなのでいいな~と思いつつ晩酌シーンを読み進めてました、いやなんなら吞みながら進めてた時もあった←
ここの登場人物の吞みっぷりには舌を巻かざるをえません、みんな酒豪過ぎる。
お風呂入りながら呑むシーンとかもあって風流だなあ、とか昔は見ていて思っていました。
ですが、やっと吞めるようになりお酒とも付き合いはじめて八か月くらい、あれができる人間の強さ、ヤバさを痛感しています。
因みに自分は強くないので、ある程度喋った後に真っ先に寝るタイプでしょう、はい。
うたわれるもののLINEスタンプ買ったらウコンが飲もうぜ!て言ってるってスタンプあったので飲みに誘うとき積極的に使おうと思います。
うたわれるもの 偽りの仮面
最初に
「アルルゥ、綺麗になったな・・・・・」
またかよ、って思いました?
そうです、またです。
前作に連なりがあるストーリーなので前作のキャラの面々も当然出てくるのですが、アルルゥが出てきたとき、リアルで息が詰まりました。
ああ、一作目であるうたわれるものではあんなに小さくて、天真爛漫に笑顔で駆け回っていたようなあの子がここまで立派に大きくなって成長したのだと。
一作目ではもうとにかく可愛い、無邪気、元気といったワードを書き連ねたような子に綺麗という、言葉を加えることになるとは・・・・・。
親戚の子供の成長を遠目から見つめるオジサン的なポジションの目線に立ってしまいました、はい。
それでもアルルゥはやっぱりアルルゥで、食べ物を盗み食いしたり、カミュと仲良く抜け出したりしている所を見ると昔から変わってないところもあるな、とほっこりした気分にもなりました。
前作と連なりがあってしばらく時間がたっている、という作品を見るとやっぱり慣れ親しんだキャラの代わり映えには注目しちゃいますよね。
3つのキーワードの中の1つでもある「成長」、特にそれで内面外面と共に成長している所を見ると胸が熱くなるものです。
ビルディングスロマン、といった成長というのをテーマにして描かれるジャンルというものがあるぐらいですから、やはり成長というのは物語を語る上で重要な要素となってくることが往々にあるということを改めて実感しました(ビルディングスロマンの細かい概要、感想は『星空のメモリア 感想』の記事の際の、まとめで記載してますので今回はこのくらいで)
偽りの仮面の面々が二人の白皇で成長しているのも見どころなので後々書こうと思います。
それではキャラ、ストーリーの方へ
・クオン
トゥスクル出身で旅をしている薬師の女の子。
そして、孫うことなきメインヒロイン!!!
むやみやたらな暴力的ヒロインは昔よりも許容されなくなってきたような気がしますが、どうでしょう。
自分的にはクオンについては怒る要因がきちんとしてるのであまり気になりませんでしたね。
ハクに対して厳しい時は厳しいですが、それは彼をきちんと思ってるからこその行動でもあり、なんだかんだ言ってこういう子が最後まで彼のそばに寄り添ってくれる、そんな気がします。
厳しいと言っても頑張った時には使ってもいい分をきちんと渡してくれたり(ハクみたいにお金の扱いが若干だらしない相手にはきちんとそれを踏まえて、相手の為のお金を手元に残し管理もするというファインプレー)、落ち込んでいたり調子が悪そうなときは休みを促してくれる。
端的に言ってめっっぅっちゃ聡明な子ですよね、流石あの二人の子です。
あとトゥスクルという
作中でも言っていましたが、数々の縁談を袖にしてきたようなので、なかなか男性に特別な感情を抱くということもなかったようですね。
そんな彼女が出会った一人の男ハク。
ハクに対して照れたり、まっすぐに好意や感謝のを伝えられちゃうとしどろもどろになってしまう所良い・・・・・。(もちろん表情や態度でも分かりますが尻尾で心情がありありと出ちゃってるのいいですよね、そう、こういう所がいい獣っ娘)
あと結構むっつりみたいで自分から進んでハクの入浴姿をのぞき見しに行って羞恥に悶えたり、媚薬についての話題に何食わぬ顔でしれっと耳を傾けたりするところもなかなか・・・・・。
恥じらいながらもえっちいことに興味もあるの、刺さりますよね。
ハクオロもそうでしたがハクもやっぱり男女問わず周りを惹きつける際を持ち合わせているようで(オリジナルの人間ってことがやっぱり大きいんでしょうか)
自分も割と尻に敷かれるようなタイプだと思うので、クオンみたいなキャラ惹かれちゃいました、ダメ人間かもしれません。
・ヤマトのトゥスクル侵攻
偽りの仮面の中で一番の衝撃、盛り上がり所を聞かれたら自分はここを挙げます。
帝によるトゥスクル侵攻を聞いた時主人公であるハクも驚いていましたが、プレイヤーである我々もそれに引けを取らない衝撃を受けることになるわけです。
まさか一作目のうたわれるもので主人公として率いてプレイした國を次作で相手取ることになるとは・・・・・。
こういった戦争の描写で両者の抱えているものをプレイヤー視線で見て、いたたまれなさ、やるせなさを表現するということは良くありますが、このうたわれるものでは前作の主人公と今作の主人公がそれぞれ属している國同士の衝突です。
それぞれの國に属する主人公の視点を通してストーリーを読み進めていくわけですので、双方の言い分とも理解でき、思い入れがあるわけですから殊更この両者の衝突には感じるものがあります。
ヤマト、帝側としてはうたわれるものと呼ばれるかつての人類がタタリという異形の存在に変貌してしまったこと、そしてその存在は無辜の民にも害を為しうるために何としても謎を解明し解決したい。
そのカギがトゥスクルの大神殿に隠されている。
しかしながら、トゥスクル側とてかの大神殿はハクオロ皇が眠る神聖な場所、他所の人間を近づけさせるなど言語道断、という訳です。
これらの互いの抱えている思いの違いによって争いが起こってしまいます。
「こっちはあっちと、私はあなたとは違う。
この世の戦争の全てはそれが全てだ、人間がこの世に生まれてからな。
君も私とは違うと思っている。
闘いの布告はとうの昔に済んでいる。
さあ、戦争をしよう。」___モンティナ・マックス 著:平野耕太『HELLSING 10巻』
とかのHELLSINGという作品で有名な少佐は語っていましたが、今回の出来事についてはまさにこの言葉が当てはまるのかもしれません。
立場が違った、見ていたものが違った。
ここに成否、善悪といった判断を振りかざすには大いなる勇気と安易な判断に基づいてしまっては傲慢さが伴うような気がしてなりません。
武を振りかざした方が悪い、というのであれば帝、ヤマト側が悪いようにと判ずることもできるような気がしますが、ヤマトは一度交渉を行ってはいるのです。
そして、決裂した。
合意が行くまで何度も繰り返し歩み寄れば良いというのが間違いなく正論ではあると思いますが、果たしてその時はくるのでしょう、またどれくらいかかるのでしょう。
結局は私とあなた、立場の違いによる限界が立ちはだかることになることになるのだと思います。
先ほども言ったようにうたわれるものの世界は明確な國を跨いだ規律はなく戦乱の世、そのような中で帝には時間があまり残されておらず、弟のハクにも負担をかけさせたくないとの一心で侵略を行うという決断に至ったのだと思います、その動き分からなくもありません。
帝の決断を正しいと賛同するわけではありませんが。
ハクがこの戦いに加担する際、善も悪もない、分からないといったセリフを残していたような気がしますが正にその通りだと思います。
上に立つ者達は下の者を率いる立場として、勇ましく鼓舞し、正義は自分らにあると高らかに宣言します、いえしなければなりませんが、それと同時にそこにある正義というのは「正義」、所謂かぎかっこ、条件付きの正義かもしれないということは重々承知した上で行わなければならないでしょう。
恐らく、世にはこれよりも複雑な要因や状況が蔓延り、現実では分からないなりにも判断しなければならないという場面も少なくありません。
しかしながら、今回この問題に対し、あえて私は
さて、うたわれるものを読んだ方々はどのように感じ、この出来事を受け止めたのでしょう。
正義についてはニトロプラスが生み出した傑作、装甲悪鬼村正で描かれていたものに少々影響を受けている所もあるので、ここで語られていることを読んで琴線に触れるところがある方はぜひ、この作品おすすめします(唐突の別作品の布教)
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さて、このように偽りの仮面からヤマトとトゥスクルの争いについて考えを巡らせてみましたが二人の白皇をプレイした後、新たに考え直す点が出てきましたので偽りの仮面の感想の範囲ではありますがここに割り込ませて書かせて頂きます。
まず、思ったよりもあっさり大神殿に通してもらえたこと。
ハクがうたわれるものといった先人の生き残りであることは分かってはいましたがまさかここまでに影響力を持ち、秘匿といったものについて介入することができるとは・・・・・。
これを踏まえると帝も先人であることには間違いありませんし、もう少しお互いに事情を把握しつつ歩み寄れば争いなく目的を達成することができたかもしれないと思ってしまいました。
しかも仲介者として活躍してくれそうなクオンはなにせトゥスクルの皇女なわけですし。
しかし戦いが避けれたのではないかというのは後出しによる評価みたいなものです、クオンがそのような立場だと誰かが気づいていたわけでもなく、帝やハクがうたわれるものという存在で成し遂げたい切実な願いがあったということも伝えることもなかった。
結局はその時はどうすることもできなかった。
出来事に対して何かしらの評価をする際にはその場の状況で何ができたかということを踏まえて考えなければ一方的な後手からの批判になってしまいがちなので気を付けなければいけませんね。
それにしても、先ほど自分が躍起になってとヤマトとトゥスクルの闘いについて言葉を紡いだのは偽りの仮面を終えた後に二人の白皇でヤマトとトゥスクル、突き詰めればハクとクオンとの主人公VSメインヒロインの殺し合い(殺し愛)になってしまうんじゃないかというシナリオが一瞬頭によぎったから、というのがあります。
洗脳されたマロロではありませんがハクという大事な存在を亡くすきっかけとなってしまったヤマトの内情、かけがえのない友人たちもそこに残っているわけでこれ以上犠牲を出すまいと仲間を守ろうとしクオンが己が手でヤマトを統括しようとした末に争いとなってしまう・・・・・みたいなシナリオ()
そうはならなかったから良かったんですけど・・・・・、この作品でそれをやられたら心が持たなかったと思います。
それをするのはニトロプラスだけにしてください、ほんと。面白いんですけどね、同時に辛いです(主人公とヒロインの殺し愛あそこのお家芸みたいなとこありません?)
割り込み終了
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そのような中でのクオンの葛藤も読んでいて辛くもあり、読みごたえがありました。
自らの故郷と初めての友人たちが属するヤマトという國同士の争い。
悩まないはずがありません。
しかし、クオンは果敢にも仲間たちと共に行動するという決断をしました。(さっきの問題に対し答えを出さなかったのは大違いです。)
もちろんルルティエやアトゥイといった友人たちのこともあったとは思いますが、やっぱり最後の判断の後押しの存在となったのはハクだったのではないかな、と。
クオンの行動の指針は間違いなくハクで、自覚せずとも心の奥底で彼のことを想っていたんだな、ということがこの場面になってやっと自分もはっきり気づきました。
想い人の隣に立つことを選び、クロウ等と対峙した時にもまっすぐに向き合おうとしたクオンは本当に強い女の子でした。
ハクが亡くなったということになった後にその気持ちに気づいてクオンが涙を流すシーンはあまりに読んでいて胸が痛かったですが・・・・・次作があることは知っていたので大丈夫、致命傷です(致命傷は大丈夫とは言わない)
うたわれるもの 二人の白皇(ハクオロ
「アルルゥ・・・・・(この下り三回目だよ、もういいよ)」
前作でも姉らしいところは見せていましたが、今作でも遺憾なく見せつけてくれましたね。
クオンを想ってこその行為なのは分かるりますが、何気に結構厳しい。(特によく一緒にいるカミュと比較すると)
これが
また、初めの方に出てきたお風呂シーンもなかなか・・・・・。
いえ、煽情的な感情(つまりエッッッッ・・・な気持ち)を抱いてしまったという訳ではありません、いやほんとに、決して(ちょっと思ってしまったかもしれない、どっちだ)。
なんといっても前にしているのはあの幼き頃のアルルゥの存在とは変わりないのですから。
ただ時は経ち、身体つきも女の子らしくなってきたというのは事実なわけで・・・・・
目にしてしまった時何処か気恥ずかしいというか何というか、少し邪な感情にかられそうになった罪悪感など、複雑な感情を抱いてしまいました、見てごめん・・・・!!!
―――――――――久しぶりにこんなきっっしょい文章書きました。昔のツイッターではこんなことを平気でTLで流していたような気もしますがとんだ化け物がいたものです。
いや今もこんなことを頭に思い浮かべ、果てには言語化してしまってる時点でアウトですね、すみません。
では本題。
やってきました、ついに最終作。
そして前の二作はアプリ版の方でストーリーのみを読んでいたのですが、思いの外うたわれるものにハマってしまい、最終作についてはvitaのゲーム版の方を買ってプレイしてしまいました←
いや豪華版を買い、更には歌集まで買ってるあたりドハマりしてますね。
Vitaサポート対象外になったからかゲームも安く買えるようになってるのかな
— チート部長 (@cheat_IE) 2022年1月19日
二人の白皇買ってしまった、豪華版
後ついでに300円だったから既に読み終えてしまった偽りも() pic.twitter.com/K0afvpIKDa
サントラ買いすぎ問題(でもこれ凄くないですか、三部作の歌ほぼ網羅してるんです) pic.twitter.com/5T9kV19Fj4
— チート部長 (@cheat_IE) 2022年1月25日
ゲーム版をやるとストーリーだけでなく戦闘であるシュミレーションRPGの要素がきちんと入ってくるんですが、これがまた作品の面白さを引き立てている。
分かりやすく言えばソシャゲでありがちなストーリーの間に戦闘を挟むっていうのと似てはいます。
ただ、ソシャゲではよくありがちなことで戦闘があまりに多すぎてストーリーのテンポが悪くなるということが多々ありますが、このうたわれるものではそれはなくストーリーの大事な要所で、シナリオの良さを引き立てるための要素として戦闘ゲームが加えられています。
更に戦闘中にキャラ同士のセリフの掛け合いや合体技なといったプレイ要素も加えられており、やっていて飽きませんでした。
シュミレーションゲームとしてみると一番活躍してくれた印象があるのはオウギ、そしてその次にノスリです、あそこの姉弟強すぎる。
回復キャラいてこそのアタッカーなので回復キャラ(ネコネを筆頭に)にもお世話になったのですがやっぱりアタッカーの方が使っていてインパクトは強いです。
特にオウギは移動も素早く連撃による火力が高く、更には多彩な状態異常も付与できるということで重用していました。
それ故多少無茶な運用し、倒れさせてしまったことも周りのキャラに比べ多かったのですが・・・・・あなたには頼り過ぎました、ごめんオウギ()
エヴェンクルガ一族は間違いなく強いです、エヴェンクルガ最強!エヴェンクルガ万歳!
毎度の如くここからキャラ、ストーリーの方へ
ルルティエ・キウル・アンジュ
どうしてこの三人を並べたのか。
そう、これは作中の人物の中でも成長が目まぐるしかったと感じた三人です。
それでは一人一人語っていきます。
・ルルティエ
ヤマトの属国の一つであるクジュウリ、その國の皇オーゼンの末子の姫君。
16人の兄弟がいると作中では明かされていましたが、その中でも立ち絵があるのは姉のシスと兄のヤシュマ。
幼い頃から身体も弱く、末子だったということもあり家族の全員から一心の愛を受けて育った心優しい女の子です。
偽りの仮面から彼女を見ていると大きく変わったことがよくわかります。
オーゼンからのオシュトルへの願いによって外の世界を見るためにクオンやハクと同行していたあの頃は自分の意思というものもなく、内向的で大人しい性格でした。
しかし、仲間と出会い、楽しいことも辛いことも共に乗り越えていくにつれ、家族以外での自分の居場所、やりたいことを見つけていくようになります。
戦いを避け、國に帰る機会はいつでもあったのに危険を厭わず仲間と共に自分の意思をきちんと主張し、行動する姿、特にクジュウリ帰国した際のシス戦は感動的でした。
そのようなルルティエの姿を見てその成長を祝福すると共に信じて送り出してくれたクジュウリの家族、いい家族ですよね。
クジュウリを出た後自国の城の景色を見渡すルルティエとオシュトル(ハク)、その間で語られる会話も感慨深い。
初めて帝都に向かう時に見た城の景色よりも、同じ景色でも今見ている景色の方が美しく感じると言ったルルティエに対しオシュトル(ハク)は
「初めて帝都を訪れた時、ルルティエの心は揺らいでいたのだろう。
不安が心の瞼を覆っていたのだ。だから、すべてがくすんで見えていた。
しかし、今はどうだ?」
と語りかけました。
そしてルルティエ、胸を張って笑顔で綺麗だと答えるわけです。
これは、ひとつには円熟と経験の賜物であるが、またひとつには様々な年齢によってわれわれ自身はいろんな変化をこうむり、これによってある程度はたえず新しい見地に立たされて、そこからして物事がわれわれに未知の側面を示し、いままでとちがった姿で現れてくることに起因している。…この変化もわれわれの意識と志向に影響して、その単調さを少なくする。…こうして、気分が変われば馴染のものでも目新しく見え、それが新しい所見や思想をよびさますわけである。
ある思想家の説いた文を引用してきましたがここで述べている話の内容を端的に表したのがこの文だと思います。
つまり、事物を受け取る主体である人に何らかの変化があればその事物についてもまた変化し、新たなものを受け取りえるといったところでしょうか。
今回の場合であればルルティエという主体が成長し、当時抱えていた外の世界などの不安を克服し仲間を得たという所から、景色もくすんだものから綺麗なものへとマイナスからプラスへ変化したということができます。
・キウル
ヤマトの属国の一つであるエンナカムイ、その國の皇イラワジの孫であり皇子。
真面目ではありますが、同時に謙虚すぎるきらいがある故になかなか人の上に立ち、導くということに自信を持っていませんでした。
しかしながら二人の白皇では大躍進、オシュトルが残した近衛兵を率いたり、エンナカムイの市民出の兵士たちの訓練隊長になったりなど上に立つものとしての相応しい振る舞いを見せて活躍するようになります。
漢としての成長、しかとして見届けさせてもらいました。
ただ一つ言うとしたらネコネとの関係よ・・・・・頑張れ()
思ったよりシノノンがあの年にしてしたたかな女の子なので大きくなったら翻弄される姿が目に浮かぶような気が・・・・・。
まあシノノンもレタルモシリ元族長のムカルが娘のようなのでそれにたる器を持ち合わせた娘ということでしょうか、成長した姿を見てみたいですね。
・アンジュ
帝の子、姫にして最終的にはヤマトの皇女に立派になりおおせる。
偽りの仮面では自由気まま、ワガママな言動も見られることも少なくなかった(年齢相応と言ってしまえばそれはそうなのですが)彼女ですが、その後陰謀により全てを失い心が折れかける手前まで追い詰められはしたものの見事逆境に打ち勝ち、太平の世を打ち立てんと帝都に舞い戻ることに成功しました。
アンジュの成長と言えばトゥスクル皇女(クオン)との喧嘩のシーンが間違いなく一番でしょう。
後々書きますがこのシーンはぼろっぼろに泣かされましたそれぞれのキャラに思いを馳せる点が多すぎて感情がごちゃ混ぜです。
その中の感情、感動の一つがアンジュの成長になるわけです。
声はクオンの手配した薬のおかげもあり、無事に治りましたがその心までは追いついてはいなかった、そんな彼女に対してクオンは壁として立ちはだかったわけですね。
身だけでなく心をも完全に完治させ、成長に至らせたクオンもすごいですね(アンジュのこと書いてるつもりがクオンをほめてしまった、また後でクオンについてまた書くつもりなのに)
多くの人の支えもあって立ち上がり女皇となったわけですが、みんなの思いを受け止め、きちんと応えることのできたことは賞賛に値するでしょう。
では続きましてライコウ、ミカヅチについてでも書きましょうか。
最初に兄のライコウから
・ライコウ
「ウォシスという本当の悪役のための前座、かませ役」
という言葉でかたずけられる男でしょうか???そんな訳がない。
彼もまた、ヤマトという國を第一とし考え行動した一人の漢でした。
帝という偉大な統治者の下に敷かれていた安寧の平和、それはうたわれるものの御業によるものを根底として成り立っていたものだった。
それに気づいたらライコウは帝亡き後の國を憂い、帝の揺り籠から羽ばたき、民は本当の意味で自立し生きていけるようにならなければならないと考えたが末の行いであったのです。
言い換えれば彼自身知らなかったとしてもうたわれるものといった神話の存在から離れ、亜人の亜人による亜人のための政治、というものを徹底しようとしたのだと言えます。
そう考えると彼が
ただし一つ言うとしたらマロロを操る際に使ったあの蟲なようなもの、あれはウォシスの力によるものでもありますし先人の技術を全く用いなかったかと言われると疑問が残るところもありますがまあ、そこはよしとしておきましょう。
無能な者に対しては厳しく、目的のためなら何でもするといった非情さを持った人物ではありましたが、それだけで嫌いにはなれない、そんなキャラでした。
これもう何回言ったか分かりませんが、やっぱり悪役が一義的な悪という一言に付すことはできず、魅力を持っていると作品として面白いものが多いですよね。
シチーリヤがあらかじめ植え付けられた忠誠心を上塗りしてしまうほどにライコウへの忠義があったことも分からなくもありません。
他にもセリフで
「いつの時代でも真実に辿り着ける者は一握りだ。
愚者は見たいものしか見ず、聞きたいものしかきかぬもの・・・・・・。」
「古来より、無能な見方の害悪は、有能な敵将のそれをしのぐとある。」
「考える事無く与えられる事に満足するなど、生きるに値するのか?それでは首輪を付けられた愛玩動物と同じではないか。」
「幾つもの國が興っては消え、繁栄と衰退を繰り返す・・・・・・本来、國とはそういうモノだ。」
等々なかなか含蓄のある言葉を多く残していました。
これらの言葉一つ一つを吟味し、話をしたら面白いとは思いますが確実に脱線するので止めておきます、もう既に脱線しすぎてるんですけど。
味わい深いキャラでした。
・ライコウ
無骨な武人、と思いきや血の通った情に厚いキャラクターでした。
兄のライコウを敬ったり、不器用ながらもネコネに気をかけたりしている所に好感が持てました。
そういった私情ときちんと向き合あう一方で、先の帝に遣わされた命のためならば何かを厭うことはしないという点で筋が通った人物ではあるんだなあ、と。
敵でも強かったことはもちろん、味方としても使っていてめちゃめちゃ強かったですね。
心残りがあるとすればオシュトルとの合体技の演出とか見てみたかった、ヤマトの双璧とうたわれる右近衛大将と左近衛大将の共闘で繰り広げられる技とか見物だろうなあ・・・・・。
だんだん書いてて息切れしてきました、書きたいことは山ほどあるんですけどね。
いやそもそもここまで読む人がどれだけいるやら()
もう少しで終わります。
・クオン
前作の終盤よりハクへの想いを自覚した女の子。
これはもう強いですよ、めちゃめちゃ可愛い。
前作に比べ明らかに恥じらったり、立ち絵でも赤面する差分が出る回数が増えてますし、オシュトル(ハク)に褒められた時のボイスが可愛いったらありゃしない。
アンジュの心を奮い立たせ、団結力を高めるためにもあえて反抗心を煽らせるという、下手したら自分が嫌われるかもしれない荒治療もこなすあたりが人物としての強さ、思いの深さを物語っているような気がします。
と言っておきながら、本当は弱い女の子としての面もあって強気にふるまっているだけで、本当は心の底から悩んだり、陰で泣いてしまったりしているとことも刺さります。
主人公とヒロインとの関係という視点から見るとハクとのキスシーン一回のみ、で終わってしまいましたがハクとクオンは結ばれたという解釈で一応いいのでしょうか(アフターボイスにてクオン役の種田梨沙さんは結ばれたと考えているとおっしゃっていましたね)
エロゲしすぎて満足してない自分がいますがこれはどうしようもない、我慢しろ()
さてさてそろそろ話題も終盤になってきましたので最後にストーリーの〆方について少々お話ししてこの記事もおしまいにしようと思います。
ハクとの別れのシーン、あれはハクオロとの別れのシーンを彷彿とさせて、それも合わせ泣かせに来るって感じでした、ぼっろぼろに泣きましたけど。
キミガタメを流してくるのもずるい、泣かないはずがない。
その感動もあって、しばらく読み進めるとクオンが暴走してしまった危機にわりとあっさりハクが舞い戻ってきたことについてはここは賛否両論分かれそうなところだな、と個人的に思ったりもしましたが。
自分はハッピーエンドのための盛り上げとして舞い戻ってくるのもありだと思いますし、逆にやはりハクはあの別離の時点で完全に消えてしまうというエンドもまた味があっあってもいいんじゃないかと思います、うたわれるものが分岐するゲームだったらそういったシナリオも見てみたかったかもしれません。
主人公が亡くなった後ヒロインがその主人公のことに思いを馳せつつも、前に向かって歩んでいくって終わり方も作品の深みや余韻に浸れて好きではあるですよね(Fate HFの桜ルートの一つで桜が士郎の墓に花を手向けたり、装甲悪鬼村正で湊景明は死に、残された一条と村正が戦乱の世に身を投じ続けるだとか)
まあしかしハクが戻ってたことに関してはやっぱりハクはこういうキャラなんだぞと、死んでも死に切らなくて、気づいたらひょっこり戻ってくるような大した男なんだということを知らしめてくれたのがあの復活のシーンの一つの意味なのではないでしょうか。
あの終わり方をしたことでハクの存在自体は現世に残ることとなり、ハッピーエンドで終わりました。
なれば、なればこそですよ。
あの終わり方なら原作の話に準拠したままきれいにFD(ファンディスク)とか作れるのではないでしょうか。
LEAFさん・・・!、と言いたいところですが現実的に難しいのは間違いありませんのでAQUAPLUSさん!!!
あまり主語が大きい言葉を使うのは好きではありませんがこれに関してはうたわれるものファンの総意と言っても過言ではないような気がします。
特に本編では各ヒロインとの個別エピソード的なものはありつつも一本だったので、ぜひFDを出してそれぞれのヒロインとのイチャイチャとかは見たいです、見たい。
まとめ
ということでここまで長々と書かせて頂きました、語彙力、文章力がないのにも関わらずここまでむやみやたらに書いてしまったことに少し反省しております。
読みにくかったこととも思います、すみません()
せめて時系列に沿って書けば少しはましになったのかもしれませんが・・・・・、うたわれるものに関してはそれぞれの個別のシーンがとても良いのでそれについて深く、熱く語りたい!!!という思いが先行してしましました。
まだまだ語ろうとすればたくさんあります。
オシュトル(ハク)とオシュトルの実母であるトリコリのシーン。
本物のオシュトルと偽物のオシュトル(ハク)の在り方、嘘は嘘でも貫き通せば一つの在り方ではないのかという話題、その本当と嘘の間で葛藤するネコネの苦難とか。
あと嘘と本当という視点では他人から影響を受け、植え付けられた感情と自分の感情の類似点と相違点についてだとか(ハクオロとエルルゥ、帝とホノカの関係)
他にも自分は妹がいるので、個人的にこういう作品のカッコいい兄キャラの在り方を見て(比べることも烏滸がましくおかしいものではありますが)少しは見習ってきちんとしなければと襟元を正したりなど、本当に色々ありました。
上げればきりがありません、一つ一つに様々な思いやストーリーが込められていて考えを巡らせることのできるものが詰め込まれたのがうたわれるものだと思います。
多分過去一長い記事になってます、三部作というのもありますが。
しばらくブログ記事書きたい欲もなくなるかもしれません(前記事は月姫リメイク、11月の記事からずっと出していなくてやっと三ヵ月ぶりの記事にも関わらず)
一つ一つの記事が大きめ、ということにしておきましょう。(これで伸びるわけがない)
趣味記事なのでいいんです、自分の記事をたまに見返して作品について思い出すためのメモですから。
そんな記事ですがここまで読んでくださった方がもし、いらっしゃったならば頭が上がりません。
貴重なお時間いただいてしまい大変申し訳ございませんでした、
では今年7月放送予定、うたわれるもの 二人の白皇のアニメの成功を祈りまして最後の言葉とさせて頂こうと思います!
頑張れ!うたわれるもの!